皆さん、こんにちは。
さいせい株式会社の真造です。
8月13日、アーバンコーポレイションの民事再生法申請は
さすがに来たかという感じでしたが、さすがに負債総額が
2500億円を超えるとなると、かなりの影響が心配される。
債権者も100社を超えるということだが、戸田建設なんかも
20億円以上が回収不能、または支払遅延になるらしい。
その他にも見えないところで多くの余波があるだろう。
同社は広島市に本社のある不動産流動化事業や分譲不動産
事業、アセットマネジメント事業、プロパティマネジメント事業など
が主な事業の会社であった。ここ近年、急速に成長し、
前期は過去最高益を出す程だった。
れっきとした東証1部上場企業である。
しかし、アーバンコーポレイション自体、または房園社長には、
以前から多くの噂が出回っていた。
黒い世界とのつながりである。
結局は、これらのことも影響したのだろうか、最後は資金繰りに窮し、
金融機関に潰されたような格好になった。
同社の破綻の影響で、不動産市況がいっそう低迷し、
不動産関連企業の経営環境が悪化することが心配される。
一時期、欧米流の手法と採りいれた不動産流通化の流れによって
大きく成長した企業がいくつかある。ダヴィンチホールディングス
などもそうだが、ここ最近の株価には目を覆うものがある。
他にもニッシン債権回収やリサ・パートナーズ、ケネディクスといった
不動産関連企業の動向には、今後も注目が必要だろう。
私自身も「さいせい株式会社」において、
苦しい企業のお手伝いをしている中で、
金融機関が完全に建設・不動産業に対して、
または不動産融資に対して蛇口を閉めているのを実感している。
真柄建設、ゼファー、そしてアーバンコーポレイション。
いずれも基本的には資金繰りの悪化が、現在の状況を招いた。
これまでのビジネスモデルの破綻である。
ちなみに昨日の日本証券新聞に掲載された記事から、
全上場企業における、会社の資本合計に対する有利子負債額
「実質有利子負債÷資本合計」を紹介すると
第1位 真柄建設 4848%(既に民事再生申請)
第2位 セイクレスト 3480%
第3位 総和地所 2776%
第4位 ダヴィンチH 1908%
第5位 ライフステージ 1284%
となっている。
圧倒的に建設・不動産業ばかりが上位を占めている。
私が心配するのは、これらのあおりを受けて連鎖倒産する
中小の建設・不動産業のことである。
さいせい株式会社では、いつでもこれら中小企業に対して
相談の窓口を開いているので、遠慮することなく相談してほしい。
電話での経営相談、連絡先
TEL 06-4801-7310
さいせい株式会社(担当:真造)まで
□□ □■ ■□ ■■
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~企業再生、事業承継、M&Aで未来を創出する~
□■さいせい株式会社 http://41874.biz/
□■〒530-0041 大阪市北区天神橋2丁目4番17号
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2008年8月19日火曜日
2008年8月1日金曜日
事業承継 特別シリーズ2 ~親父に不満を持つ、ある後継者のケース~
こんにちは。
さいせい株式会社で事業承継を中心に担当している
大島康義です。

私は、主に、後継者に焦点をあてた事業承継や企業再生に伴う
戦略コンサルティングを専門にしていますが、
今回は、ある会社の後継者を支援した経験をご紹介したいと思います。
創業から20年の社歴のあるK社は、従業員15名の建設業。
その63歳の創業社長から後継者に関する相談を頂きました。
「32歳になる息子を後継者に考えているのですが、
親子関係がうまくいかずに困っています。
息子は入社してから12年で、現在の役職は専務取締役です。
以前は特に問題は無かったのですが、2年程前からは、
関係が全くうまくいっていません。
周囲にも私の批判ばかりしているようです」
社長の話を1時間半以上お伺いして、会社の状況や、
社長がお悩みのことは良く理解できましたが、
どこか腑に落ちない感じが残りました。私は社長に尋ねました。
「社長、他に何か気になっていらっしゃることはないでしょうか。
ご子息の専務の態度も何か変ですよね・・・。」
社長は、しばし沈黙の後、話を続けられました。
「大島先生、ちょっと言いにくいことなんですが・・・
私に女性関係が実はありまして・・・ええ・・・その問題がばれてから、
息子の態度が一変したんです。」
「ああ、そうでしたか・・・」
社長の話によると、自分が悪い部分も大いにあり、
なんとかしたいとは思っているが、息子にも会社を無断で欠勤したり
という問題もある。
現在、経営状況は厳しくなってきている。
息子は頭も良く仕事もでき、自分は歳も歳なのでできれば2年以内に
代表権を譲りたい。
しかし、息子にやる気があるのか無いのかがよくわからない。と。
数日後、社長のご子息の専務とお会いしました。
はじめ、専務の態度は、
「社長が会えと言うから仕方が無くお会いする」
という感じがありありとうかがえました。
こういう状況では、相手と信頼関係を築けるかどうかが勝負所です。
私は、自分自身が後継者として苦労した体験があることと、
現在は後継者の視点から、後継者専門の支援活動をしていることを
お伝えしました。
その上で、専務のお話をじっくりと伺いました。
専務は、日頃感じていることや不平など、ぽつりぽつりと本音を
話しはじめました。
途中からは堰を切ったように、社長の浮気や経営姿勢への不満を
激しく語りました。
私は、話の腰を折ることなく、一切否定せず、徹底的に専務の話を聴き、
共感を示しました。
「ええ・・・なるほど・・・それは、本当に腹が立ちますよね。
そうでしたか・・・わかります・・・」
2時間話し続けた専務は、毒が抜けたように、
すっきりした表情に変わり、話す内容も少しずつ変化してきました。
「でも、社長の悪口ばかり言っても仕方がないですよね。
結局、後継者の私がしっかりやっていくかどうかですよね。」
その後4ヶ月にわたり、専務の相談にのりましたが、
そのたびに専務の意識と行動が変わっていきました。
「社長の批判をしたくなるのは、将来に対する不安から逃げよう
とする自分の甘えなんですよね。」と、
冷静に現状を受けとめられるようになり、次期経営者として
会社を担う立場であるという認識が深まっていきました。
それにつれ、社長との関係も修復していきました。
このように、後継者である息子は、社長である親父に対しての
不満や現状に対しての不満が溜まっていることがよくあります。
そういった場合、誰かが、後継者の話をじっくりと聞き、
その思いを受けとめることが重要です。
そうすれば、溜まっていた不満が少しずつ解消し、
本来自分の果たすべき役割や、
やるべきことに後継者の意識が向いていくのです。
□□ □■ ■□ ■■
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「事業承継 簡易診断パック」ご紹介
この度、さいせい株式会社では、中小企業に限定した、
事業承継における現状分析とシュミレーションを行う
「事業承継 簡易診断パック」を商品化いたしました。
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