2008年7月27日日曜日

事業承継 特別編1 ~決断できるのは、社長だけ~


こんにちは。
さいせい株式会社で、
事業承継企業再編を中心に担当している
松本美香です。





野茂投手引退を聞いて、もう十分に尽くしたと賞賛の拍手を
送った人は多いのではないでしょうか。

自身が納得いくまで、ぎりぎり、いや、ぼろぼろになるまで
頑張った。

自分で会社を興した経営者も同じように、体の続く限りは・・・
という心理が働くようで、
「次」のことを持ち出すと、拒絶反応を示す。

野球選手ならば、個人の人生をまっとうすることを判断の
基準にすればいい。
極限まで頑張る姿を見て私達は感動し、夢と勇気を与えられる。

しかし、経営者は個人であると同時に法人の代表者だ。
会社はゴーイングコンザーン(=継続)が前提なので、
次へ引き継ぐことを、まず第一義に考えなければならない。

会社を解散でもしない限り、事業承継は100%訪れる。
ただ、その時期は定かではない。

人には寿命があるし、突発的な事故や病気で倒れるリスクもある。
もし、明日社長にもしものことがあったら、御社は大丈夫だろうか?

まず、困るのは何か?一度考えてみて欲しい。
実際に、ワンマン社長が急に倒れた時、書類の在りかすら
誰も分からなくて大変だったという事例もあった。

これと大差ない会社も多いのではないだろうか。

大部分の会社は、保険に加入していることで対策を講じていると
錯覚している。

もちろん、いざという時のお金については助かるが、
「経営」のことを考えると、それだけでは万全とはいえない。

「人」の承継を考えておかなくてはいけない。
後継者の育成だ。

あわせて、後継者が経営しやすい環境を整えてあげるのが望ましい。
これには時間がかかる。

始めるのに早すぎるということはない。
事業承継となると死亡、引退をイメージするためか、
他の人からは提案しづらいのが実情だ。

だから、経営者自身が思い立ち、決断しなければ始められない。

社長の不測の事態というリスクを、会社の危機管理としては
最重要事項だと認識し、身近なところからでも、
すぐ手当てを始めて欲しい。

ゆとりを持って経営を後進に譲り勇退、
自らは第二の人生を楽しむ。

そんな先代に対し、皆は賞賛の拍手を送るだろう。              
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