2008年7月13日日曜日

経営のリスク

こんにちは!さいせい株式会社の真造です。

経営には、もちろん色んなリスクが付いて回ります。
すべては自己責任で、自社、もしくは自分で責任を取らなければ
ならないのが原則ですが・・・

過日、こんなご相談がありました。

B社は地方都市でレストランを数店、経営する企業です。
10年以上前に第一号店を開店。
地元では少しは名の売れたお店で、家族連れやアベック連れに
評判のお店です。

客足も途絶えることがなく、売上は順調に伸びていました。

しかし、数年前、社長が少し背伸びをした事業欲を出し、
いくつかの新店の出店費用にと、多くの借入れを金融機関から
行いました。

売上そのものは順調に推移していたのですが、仕入れや
販管費等の管理が甘かったために、たちまち資金繰りに窮し、
会社は危ない状態になりました。

そんな時、奇特な人が現れたそうです。
経営参加を条件に、資金の提供を申し入れてきたのです。
その人を仮にR氏としましょう。

社長はR氏の詳しい氏素性を調べもしないまま、その申し入れを
受け入れました。
「地獄に仏とはこのことか」と、その時は思ったそうです。

しかし、それが悪夢の始まりでした。
提供された資金で増資し、いつの間にか株主比率はR氏の方が
はるかに上回っていました。
お店の売上も、そのままR氏のところにいったん入り、
社長はそこから運転資金をもらうような格好になってしまいました。

新しいメニューづくりのための費用や時間は認めてもらえず、
人件費もカットされ、アルバイト店員の質も下がり、
お店の雰囲気は、以前とは格段に悪くなりました。

材料費もカットされ、味の方も、だんだん落ちてきました、

状況として、現在の社長は、ほとんどR氏の奴隷状態です。
また、経理社員もR氏の息のかかったのが入ったため、
会社の状況がどのようになっているのかさえ分かりません。

このままでは店自体が危ないと、今回、さいせい株式会社
相談してこられました。

社長自身は「手ごろな値段で、おいしいものをお客様に提供したい」
という、素朴な思いで創業されました。

おいしいものを食べてもらって、喜んでもらったらそれだけで
満足だということです。

R氏の氏素性は別として、会社は完全に乗っ取られました。
R氏にとって、この会社はまさに打ち出の小槌でしょう。
生かさず、殺さず、社長を働かせているのです。

社長は手形を切られたり、危ないところからお金を引っ張っている
可能性もあります、という。

せっかく大阪で料理の修行をして、お店を継ぐために帰ってきていた
娘さんも、この状況に耐え切れず、去ってゆきました。
その時には、かなりの脅しもあったそうです。

「私はもう引いてもいいんですが、それでも、お店に来て頂いている
お客様のことを考えると・・・」
とは、社長の言葉である。

今後、どういう対策を提案するかは、我々も現在、様々なケースを
想定してシュミレーションしているところだが、

そのことは、また話す機会があるかも知れない・・・


                      □□  □■  ■□  ■■
――――――――――――――――――――――――――――
□■編集・発行:さいせい株式会社
□■ホームページ: http://41874.biz
□■ブログ:http://saisei-blog.blogspot.com/
□■ご意見・お問い合わせ: info@41874.biz

0 コメント: