2008年6月1日日曜日

「再生」の時代と、終わりの始まり

こんにちは!

さいせい㈱の真造です。

今日は私がなぜ、この「さいせい株式会社」をつくろうと
思ったかについて、少しお話してみたいと思います。

民間シンクタンクの新光総合研究所の調べでは、
5月14日までに決算発表した、金融業を除く東証1部
上場企業1238社中、862社を集計したところ、

2008年度売上高は前期比7・6%、経常利益は5・0%増加し、
6年連続の増収増益となったそうです。

東証1部上場企業の決算は、全体で6年連続の増収増益、
経常利益は5年連続で過去最高を更新しているそうです。

あまり実感はないですが、企業業績、随分と良いということが
数字の上ではいえます。

しかし、09年3月期は売上高は3・3%の微増、経常利益は
5・7%減と、7年ぶりの減益が予想されています。

原因は昨夏から急速に進んだ円高や原油等の原材料高が、
輸出関連企業などの減益要因だそうで、輸送用機器や鉄鋼
などの業種が、2割を超える経常減益となる見込みだそうです。

ここ数年来続いていた好調な企業業績も、今年度以降は、

かなり失速してゆくということですね。

ただ、私自身は、今期以降の落ち込みは、おそらくこの程度
ではすまないのではないかと思っています。

特に建設業や輸送業、素材産業においては、予想を上回る
かなりのダメージが予想されると思います。

多くの人が言っているように、日本経済、産業もここらあたりが
潮目かも知れませんね。

つまり、決算書上は良かった企業業績も、ここからが
「終わりの始まり」といったところでしょうか

私自身は今後、5年から10年は、かなり大きな調整期に
入ると思っています。

何を「調整」するのかといいますと、本質的な経済・産業の
構造についてです。

行政の掛け声ばかりの”構造改革”も峠を越え、今や本当の
意味での構造改革が必要な分野が大きく露見してきました。

医療・福祉、社会保障、農業、教育・・・・
「再生」という言葉をつけて言われるのは、
構造転換が進んでいない分野ばかりです。

そして何より経済・産業の分野において、これから構造改革が
大きく始まるものと思われます。

わが国において、実際、高度経済成長期からバブル期を経て、
現在に至るまで、産業構造が大きく転換されていません。

ITを含む情報化社会の進展においても、本質的な産業の転換
には程遠いものだと思われます。

その間、欧米ではまさしく産業の情報化、サービス化が進展し、
米国などでは産業の主力が、第3次産業(サービス産業)に
シフトし、高い付加価値を有する産業構造に変貌しました。

生産性の低い工業分野は、海外の新興国に任せ、自らは
金融やサービス、知財等の開発に重点を向けるようになった
のです。

IBM等が典型的ですね。

いうまでもなく、わが国は貿易立国です。
小学校でも習いましたが「加工貿易」を行っている国です。
原材料や資源を輸入し、加工製品を輸出する。
これが現在においても、わが国の産業の本質です。

先日、中学生になる息子の教科書を見ていて愕然としました。
私たちの世代が教わっていた日本の産業構造が、そのまま
記載されていたからです。

その間、何十年の間、この国の産業構造は変わっていなかった
ということですね。

これから世界は資源の奪い合いの世の中になります。
食料、水、エネルギー、天然鉱物、
わが国の成り立ちを考えると、これからの世の中が、
とても我々にとって、辛い世の中になることが分かると思います。

何せ、「加工貿易国」ですからね。

国内を見渡してみても、どういうわけだか国の借金は
増えるばかりで、とても、これから国内マーケットが伸びる
とは思えません。

少子高齢化で国内の消費者を対象にしている企業は、
これからどんどん縮小するマーケットに、更に設備投資をする
意欲は持たないでしょう。

公共事業もこれからは保守・維持の時代になり、
建設業が疲弊することは間違いありません。

企業でいいますと固定費ばかりが伸びて、
売上が減少してゆく会社ということになります。

本当に「再生」が必要なのは、これからですね。

私は何も「再生」を、特に企業においても民事再生や
法的整理につながるものばかりとは考えておりません。

普通の意味での「リストラクチュアリング」(再構築)の
意味で捉えています。

しかるべき処置を取り、患部を摘出し、再び健康に
事業活動が出来るよう、再チャレンジをお手伝いするのが、
我々の使命だと思っております。

また、事業領域を経済・産業分野に特に限定するつもりも
ありません。

近い将来のことになるでしょうが、この国の、または世界に
「再生」を必要とするところがあれば、医療に限らず、行政、
自治体に限らず、農業や教育に限らず、我々のノウハウが
活かせるところには、ぜひお手伝いをしたいと思っております。

かりそめの好景気も「終わりが始まり」、
これからは、真の意味での「再生」の時代に入るものと
思われます。

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